My Precious Kitchen 世界一楽しいわたしの台所
みんなのお家のキッチンやごはんのこだわりをちょっぴり教えてもらいましょう。我が家にも使えるヒントや暮らしがもっと楽しくなるコツがあるかもしれません。好きなものに囲まれて美味しい料理と笑顔があれば毎日もきっと楽しくなるはずです。
- 『The Last Order』 Higucciniさん のMy Precious Kitchen
- 第5回前編 11.02 アップ
Text : Rumiko Igaki Photo : Urara Nakamura
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美大を卒業後、IT企業のデザイン部門に長年勤務。男の料理の持つ美味しさのシズル感を大切に日々ブログ「The Last Order」に綴る。2011年に独立、「Kitchen Studio HIGUCCINI」を設立し料理研究家としてレシピ開発や食や生活に関するWebサイトのクリエイティブを行う。
- キッチンは、趣味がぎゅっと詰まった夢の遊び場!
- 都内の閑静な住宅街にお引越しをして7年目のHigucciniさん。ブログの料理写真のイメージどおり、Higucciniさんのキッチンは男のこだわりがたくさん感じられて、スプーンひとつ、鍋ひとつが絵になっていてとってもおしゃれ! 「このシステムキッチン、実は安価で質素でシンプルなステンレス製のものなんです。自分にちょうど良いサイズ感で、好みの質感が随所にあるところが気に入っています。 1年前に壁などをカラーが豊富なアメリカの輸入塗料ベンジャミンムーアペイントで選りすぐった青色のペンキで塗ったり、定期的にアレンジを加えながらこの空間を愉しんでいます」 今はご自宅でデザインや料理の仕事をしているHigucciniさん。料理の仕事をする時間が前よりも増えて、おのずとキッチンで過ごす時間も増えました。Higucciniさんにとってのキッチンは「キッチンとダイニングから駐車場まで含めて、趣味を凝縮させた遊び場です」
こだわりのキッチン道具は主に、かっぱ橋で購入。カトラリー類や食器や包丁など毎日必ず使うものはすぐ取れる位置に、そのほか鍋やグラスはまとめてざっくりと、しまわずにそのまま置いて見せる収納にしています。すっきりと見えるのは、アルミのシルバー、食器の白、カトラリーやダイニングテーブルの木目以外に色数が多くないから。ちなみに左側の壁に掛かっているスパゲッティの刺繍で描かれた絵は、刺繍作家の奥様の作品。ブルーと調和してキッチンのアクセントに利いています。