筋肉料理人の家呑みレシピと時々、アウトドア

∩・∀・)こんにちは〜筋肉料理人です!
皆さん、お元気ですか〜
今日は手打ちうどんで釜玉!やっちゃいますが、その前に、イベントの報告です。
18日は地元、佐賀県三養基郡みやき町で「県境フェスティバル・天建寺橋大綱引き大会」でした。前回の記事に書いた通り、みやき町役場の産業課の皆さんと一緒に、地場産レシピをブース販売してきましたよ〜
イベントの前日、公民館の台所で材料仕込み、当日早朝に調理って感じ。それをブースに運んでの販売となりまして、「しし汁」、「トマトとアスパラガスのカレーうどん」、合わせて300食を作りました!
仕込みと調理は私1人じゃ当然無理なので、職場の同僚、みやき町産業課の皆さん、そして、みやき町の食生活改善推進協議会の皆さんの協力を頂きまして、スムーズに運ぶ事ができました。
この橋を通行止めにして大綱引きが開催されました。
この橋の左側にライスセンターがあり、そこがメイン会場で、キャラクターショーや商工会主催のイベント、各ブースでの地場産品販売等がありました。
開会の挨拶を久留米市市長とみやき町町長がされて、その後に当たり付き餅まき、そして、子供たちお待ちかねの「ゴセイジャーショー」がありました。

私はと言うと呑気にキャラショーの撮影などしていたんですが(結構面白い)、内心は、
売れるんだろうか・・・・・・
って思い、超心配でしたね〜

おかげで、まだ10時過ぎって言うのに好調な滑り出しで、売れまして、11時過ぎには絶好調になりました〜
この時間帯を過ぎると、皆さん、やっぱり、お腹がすいてきたみたいで、列を作って買いに来てくれましたよ。

今回はみやき町商工会青年部、久留米南部商工会青年部の皆さんが、凄い頑張られたそうで、皆さんの情熱がイベントを成功させたって感じでした。

この方々は食生活改善推進協議会の皆さんで、ベテランの主婦、そして、各方面で活躍されてきた方々ぞろい。産業課、観光協会等、沢山の方の応援を頂き、楽しく終了しました。
(・∀・)来年も機会があったら参加したいです!

金魚すくいしてるのは下の娘です。
お祭りのたびに金魚が増えます。。。。。。
手打ちうどんの勧めでございます。
実はわたくし、学生時代、手打ちうどん屋さんでバイトしていました。
思えば学生時代に飲食店でバイト、40過ぎで50まで、あと何年かという今も飲食店でバイト。
おれの人生、飲食バイトなのかと、いささか複雑な気分になりますが、気を取り直していきます。
手打ちうどんの勧めですが、ちょっと前に2ch巡りをしていたら、「パスタマシンで麺道楽―うどん、中華麺、韓国風冷麺、もちろんパスタ!
そしたらね〜この本って中々、イイ!
基本、パスタマシンを使った麺作りなので、特殊な部分もあるんですが、非常によく考えて作られてます。私、先々、パスタマシンを買って、麺打ちしようと思ってます。
そんな感じで久しぶりに麺作りの本を見て、とりあえず完全手打ちで麺を作ってみよう!
まずは27年ぶりに「手打ちうどん」を作りました。
小麦粉を使った麺には「うどん」「そうめん」「中華麺」「パスタ」「韓国冷麺」等が身近にありますが、この中で素人が手打ちできるのは「うどん」「パスタ」あたりが、最初は無難かなと思います。
「うどん」の場合、中力小麦粉を使ってつくります。
レシピは、
材料12人分
中力粉 1キロ水 夏場420〜冬場460g
塩 夏場11%〜冬場6.6%
夏場46g〜30g
こんな感じになります。
水分量が小麦粉1キロに対し、冬場の460gが基本で、夏場は少なめになり、塩の量も冬場は少なく、夏場は多目に入れるんですが、とりあえずは冬場のレシピを基本に考えればいいかなと思います。
そして、1キロ使うと12人分作れます。小麦粉ですから1キロで200〜300円位です。とっても経済的なんですが、一度に1キロ作っちゃうと、練るのも伸ばすのも大変。
最初は
材料5人分
中力粉 500g
水 230g
塩 15g
この配合でいいでしょう。今の季節なら、この配合でズバッと混ぜても大丈夫だと思います。
手順は
①材料を計量する。
重量できっちり計ります。
水も重量で計り、塩は水に溶かしてから使いましょう。
②水合わせ。
大きなボウルに小麦粉を入れ、中央にくぼみを作ります。
ここに塩水を入れ、周りから小麦粉をかぶせるように、少しずつ、団子にならず、小さな塊になるように混ぜましょう。
ここではまだ団子にしません。粉っぽさが少し残ってもいので、ざっと合わせて、乾燥防止にビニール袋をかぶせます。このまま5〜10分馴染ませます。
③団子にする。
②を最初は棒みたいな形にし、それを折りたたんで丸くします。
④踏み込み。

しかし、これを手でやるのは大変なんですよ。
だから、右の写真のように厚手のビニール袋に入れ、それを足で踏んで広げるんです。
床に新聞紙などを敷き、上に生地を入れたビニール袋をのせます。この上に別のビニール袋をかぶせ、最初は踵で中心部を押し、中心から外側に広げる感じで、生地の上で足踏みしながら回ると、生地が丸く広がります。
30センチ位に広がったら取り出し、また丸くたたんで足踏み。これを3〜4回繰り返すと、袋から出すたびに手触りが滑らかになり、粉っぽさが無くなってきます。すべすべになったらOKです。丸めてから乾燥防止にビニール袋に入れておきます。
(・∀・)この作業は足腰のフィットネス、ボディバランス取りにピッタリな運動です。
うどんを作りながらフィットネスってイイと思いません?
⑤寝かせ、熟成。
うどんにはこの工程が欠かせません。って言うか、小麦粉を使った麺には必ず必要な工程になります。③を常温、あるいは冷蔵庫で寝かせます。
熟成時間は夏場なら2時間、冬場は半日から1日かかります。今は全国的に寒いから半日以上かかると思ってていいです。しかし、早く食べたいのは人情ですよね。
私は発砲スチロールの容器に温水(40度位)を入れたペットボトルと生地を一緒に入れて、生地の温度を夏場並みに30度位にあげ、2時間で熟成させました。
熟成すると肌触りが変わるのでわかります。すべすべした肌が、赤ちゃんの肌のようにもっちりとしてきますよ。
⑥麺打ち。
熟成したら麺打ちです。慣れないうちは生地を半分に分けて打つといいでしょう。

麺棒にも打ち粉をまぶしてね。
広げ方は
☆中心から外側へ。
☆生地を90度づつ回しながら。
ってな感じです。
生地に弾力があるんで少しずつ広げます。
上手にできると四角く広がります。
厚みが3ミリ位になるまで広げましょう。

この作業も力と根気がいるんですよ。
m9(・∀・)マジでフィットネスです!
上半身を中心とした、
全身運動ですよ〜!
広がったら打ち粉をたっぷり振りましょう。
⑨麺切り。
麺をたたんで切ります。余りに広いと大変なので、20センチ位に切ってから畳むといいでしょう。
これを端から包丁で切ります。麺切りって言うと、職人さんの麺切り包丁がいりそうですが、文化包丁でも大丈夫。私は刺身包丁で切りました。
端から3〜4ミリ幅に切るといいです。切ったら打ち粉をたっぷりまぶしましょう。
⑩茹で。
たっぷりのお湯を準備します。麺100gに対し1リットル以上です。
麺をほぐしながら入れ、軽く混ぜながら湯掻きましょう。
火加減は軽く沸騰する位ですね。
茹で時間は麺の太さで変わります。
今回のは9分から10分位ってとこでした。
釜揚げや冷やしうどんで食べる時は、しっかりと火を入れ、後で温めなおす時は芯がわずかに残る状態ですが、麺は人によって好みが違います。湯の横に冷水を入れたボウルを用意しておき、これに麺を1本入れ、冷まして食べてみて湯で加減を確かめましょう。
普通の汁うどんの場合は一度ザルにあげて流水で一気にさまし、ヌメリを取って一玉づつに分けます。
⑪釜玉うどん
今流行りの釜玉うどんの場合は、丼に熱湯を注ぎ(何度か湯をかえる)、アツアツの状態にしておきます。これに茹であがった麺を直接盛り付け、生玉子を落とし、削り節、刻み海苔、刻み葱などをトッピング。味の素を一振り(これが本場風)、出汁醤油か生醤油をかけて混ぜ合わせ、玉子が半熟になったところで頂きます。

二十数年ぶりに手打ちしたうどんです〜
思ったより上手く行きました〜
うどん打ちって
☆美味しい 手打ち、打ちたては美味いです!!
自分で手打ちすると、麺って生モノなんだなあ〜ってわかります。
☆経済的 小麦粉1キロで12人分!!
☆つくって楽しい 休日に親子で作ったら楽しいですよ。
各工程で生地が変化していく様子が親子で楽しいです。
食育にピッタリだと思います。
☆運動になる フィットネス効果抜群ですよ。
週に3回麺打ちすればジムに行く必要が無いかも?
手間暇はかかりますが、イイことづくめです。
平日にやるのはキビシイと思いますが、休日にはピッタリのイベントです。
休日なら配合を変えて2回作り、味の変化を楽しむのもいいでしょう。
上にも書きましたが、各工程で生地の肌触りが変わり、それに驚くと思います。
お子さんがいらっしゃるなら、これを体験するのは食育にとてもいいと思います。
最初は失敗するかもしれませんが、失敗も勉強でしょう。
イイことづくめの「手打ち釜玉」、休日に是非挑戦してください。

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