東北地方太平洋沖地震で亡くなられた方々にお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆様には謹んでお見舞い申し上げます。
地震以降も、新たなたくさんの問題を抱えながら、いつもと違う不自由な中での日常を過ごされている皆様もたくさんんいらっしゃることと思います。
そんな中でも被災地で心休まる時間のないつらい現実の中で生活している方々を思えばと、日本の皆さんが本当に前向きにつつましく生活されてらっしゃるのが伝わります。海外にいる私が本当にどんな言葉も重ねても軽く聞こえてしまうのではないかと思いながらも毎日悲しい気持ちになったり、前向きにならねばと思ったり、そんな毎日を繰り返しています。
今日もイギリスの天気は晴天、気温もぐんぐん上がっています。昨日は18度なって、黄色い水仙が咲いたりして、こんな美しく人々を幸せにしてくれるはずの自然が、同じようにあのような事を起こしたのかと思うと、たくさんの春が近くにいるのに素直に喜べない自分がいます。
そんな中でもお料理を通じて私も前向きに過ごしていかなければと思い、今日連載を更新することにしました。
こちらの連載ではイギリス料理をご紹介させていただいていますが、イギリス料理って難しくはないけれど、じっくり煮込んだり焼いたり・・・いまの日本の節電にはちょっと向かないお料理も正直多いのです。
でも、お弁当を会社へ持っていかれる方も多いとお聞きしたので、水を使わず、火も使わず缶詰で作るイギリスでもかなり定番でよく見かけるサンドイッチの具を思い出しました。
と言っても、この具を初めてイギリスのスーパーやデリカテッセンで見た時、日本にもこの組み合わせあると思ったのがイギリスに来たばかりの10年前。
美味しいものは全国共通なんだななんて思ったことを思い出します。
ここイギリスでもこの組み合わせは人気でそして日本の皆さんにそういえばこんな組み合せもあったね。と思いだしていただける方がいたらいいなと思い簡単にご紹介します。
コーンとツナのサンドイッチの具
材料 作りやすい量 (4人分)
ツナ缶 大 1缶 (中身約130g)←油を手でよく絞る。
コーン缶 1缶 (中身約165g)
みじん切り玉ねぎ 小1/2個 (50g)←かなり小さい玉ねぎです。
マヨネーズ 大さじ4(お好みで加減してください。)
塩 適量
粗挽き黒胡椒 適量
作り方
1、ボウルにすべての材料を入れてよく混ぜて完成。
パンにバター又はマーガリンを塗って具を挟んでください。
ヘルシーにバターやマーガリンを何も塗らなくてもマヨネーズが入っているので美味しく食べられます^^
そして具が余ったらご飯の上に乗せてどんぶりにしてもいいですね。
すし飯に乗せるとお寿司風。
普通のご飯の上に乗せてもおいしいです。
ご飯の上に乗せるときは具に少しお醤油をたらして揉みのりを散らすと更に風味が増して美味しいです。
冷たいうどんの上に麺つゆと具を乗せればサラダうどん風にもなります。
こんなときだから家にあるものでアレンジしながら作っていただけたら嬉しいです。
少しでも皆様が安心して過ごせる日常が戻ってくることを心から祈っています。